クリアブルーの世界で

見上げればそこにはいつだって

どうしようもないね、ひとりよがり。


私がここ1ヶ月近くずっと考えていた事をここに残しておこうと思う。あくまでしがないちっぽけなおたくの超個人的な意見に過ぎないし、共感を求めているわけではない。あえていうなら、言葉にすることで少しは楽になるかもしれない、今の気持ちを文章として残しておきたいという気持ちが強い。まあいつか未来にこれを見返して「ばかじゃねーの!」ってゲラゲラ笑いたいが為のものなので、まあまあ不快に思わせるかもしれない。閲覧注意、です。



彼がダイエットをしていると知ったのは某雑誌で、アリサマのコンレポとオフショットが載っているもの。コメント欄に、ソロに向けて体を絞っていると。それを見て、またストイックに頑張ってるんだな、気合い入ってるな、ソロコン楽しみだな〜ぐらいにしか思わなかった。



今から約一ヶ月前、CDTVで彼らのパフォーマンスに感動と笑いをもらった。初見はただただ圧倒されて、込み上げてくるものがあって気付かなかったけれど、落ち着いてみるとかなり絞っているのが目に見えて分かった。頰が痩けてる。でもこのときの私は「かっこいいけど、ちょっと痩せすぎ!お肉食べて〜〜!」って心配は心配してたけど、特に不安には思わなかったし、「痩せててもぷにぷにしてても、どんな君も好きだよ」論は揺るがなかった。


翌週、ブログの順番が彼に回ってきた。コンサートもCDTVも終わり、ファンミーティングを控えた時期。どんなお話や近況を聞かせてくれるんだろう、とページを開く。ジムでの話、最年長の誕生日、母親の誕生日の話。くるくる変わる話題はいつも通りのはずだった。

「一ヶ月で12キロも減らしたー。」

は?何故?何か仕事?と思いながら一時停止していた画面をスクロールするも、過酷過ぎるダイエットメニューに開いた口が塞がらない。毎日これやってんの?なんのために?君に今控えているのは、昼ドラへの特別出演と初ソロコン、サマパラのはずだよね?そこに照準合わせてこんなに追い込んでるの?それともまだ言えない新しい仕事決まったの?すっからかんな私の脳内は、次々と疑問しか浮かばない。

「クラスに1人はいるアイドル止まりでいたかった」

衝撃だった。頭をガツンと鈍器で殴られた気分だった。あまりに過酷なダイエットメニューの内容に気を取られて、1度はさらっと流してしまった文章だったけれど、読み返したらとんでもないこと書いてあった。この一文の前にまるで事務所から何かしらのプレッシャーをかけられているとしか思えないような言葉が綴られていたから、余計に。

きっと彼のことだ、何の考えも無しに思いついたこと書いただけだと信じたかった。いや、今でも信じていたい。実際「いみわかんないけど」と前置きはしてある。でもさ、正直さ、すっごく悲しかったし、後々腹が立った。何言ってんの馬鹿じゃないのって、すぐにでも殴りに行きたいぐらいだった。彼がもしそのままクラスのアイドル止まりでいたのなら、こうして知ることも好きになることもきっとなかった。この道を選んで進んできてくれたから、出会うことができて、今があるわけで。 憶測でしかないけれど、普段の彼ならきっと言わないようなことを言ってしまうほど、確実に身体を絞らなきゃいけない辛い状況に今あるのか、と頭を抱えた。

母親にポロっと言ってみたら「頑張ってるんじゃん、なんで褒めてあげないの?」と言われた。ご最もだ。凄いことじゃん!短期間でめちゃくちゃ頑張ってるんだよ?自分で決めたことに向かって惜しみない努力をし、途中で諦めることなく必ずやり遂げる彼の姿勢は本当に素晴らしいと思うし、尊敬するし、大好きなところの1つだ。誰にでも出来ることだけど、誰にでも出来ることじゃないから。頭では痛いほど分かってることなのに、何故彼を単純に褒めてあげられれないのかが、自分自身不思議で仕方ないし、悔しいし、悲しかった。

彼がソロに相当なプレッシャーを感じ、自身の全てを賭けているのだとしたら、私(たち)の「ソロコン楽しみ」という思いは余計にプレッシャーを与えるだけではないのかと思った。彼を苦しめたくてファンになったわけじゃないのに、結果的に負担になってるんじゃないの?すごくすごく好きだけど、この気持ちは今の彼にとってとてつもなく重たいもので、邪魔でしかないのかな?考え出すとマイナス面にしか進まなくて、いっそファンでいることをやめてしまおうか、とも思った。彼を好きになって3年目、初めての感情だった。彼を好きだ、という気持ちに迷いがでてしまった。

その週末はファンミーティングを控えていた。私は一番最後の部だったけれど、始まるまで、ずっとずっと怖かった。前日から吐き気が本当に酷くて、これは緊張だと自分に言い聞かせていたけど、間違いなく不安だった。こんな気持ちのまま、彼には会いたくなかった。ましてや、もしかしたら一言話せるかもしれない状況で。いつもみたいに100%の好きを思いきりぶつけるつもりだったのに、何を言っていいのか分からなくて。
イベントが始まって、すぐ目の前にいた彼は、私がずっと見てきたはずの人なのに、違って見えた。大好きだったあの丸い背中はなくなっていた。背筋がピンと伸びて、横からみたらぺらんぺらんで、前よりも薄くなってた。そりゃそうだ。12キロもおとしてるんだもん。履いていたデニムの太もものところもおしりのところも、すっごく余ってた。サイズ合ってる?ってレベルだった。席の関係でイベント中は基本的に後ろ姿しか見えなかったけれど、楽しそうにしていたり、歌ったり踊ったりする姿も、サプライズで誕生日をお祝いしたときの反応も、なんら変わりない彼で。少しだけ、安心した。あんなブログ更新された後だったから、少しでも元気なかったり辛そうなところ見せられたら、私は耐えられなかっただろうなとも思う。
お見送り、ハイタッチのときに前の人が押した為にスタッフさんに押されてしまったので一瞬だけだったけど振り絞って「大好きです」と伝えたらとても優しく微笑んでくれて、瞬発的に「あ、好きでいていいんだ」と思った。不安に思うことは無かったんだって。単純だよね。心配は心配だけれど、きっと何か必ず理由があるはずだから、それが分かるまでおとなしく待ってよう、って気持ちがやっと落ち着いた。

と思ってた。いや、今となっては無理やり言い聞かせたっていう方が正しいか。じゃないと精神がもたないと思ったから。もうすぐ誕生日だし、精一杯お祝いしなきゃ、って考えないようにしてた。でも21歳最後の少年収のレポで「ファンミよりも痩せてる。頬が痩けてる。痩せ方が病的」という類いのツイートを何度も目にした。その度に槍でグサグサと心臓を貫かれてる気分になった。めちゃくちゃ痛かった。せっかく大丈夫だって落ち着いた(はずだった)のに、すぐ心の黒い部分が顔を出してしまった。理由がはっきりと分からない、短期間での急激なダイエットで、見た人が口を揃えて言うぐらいの外見の変化。目標に向けて痩せるという行為自体は素晴らしいけれど、どうしてもそんなに落とさないといけないの?どんだけ好きでどんだけ心配しても届くことはないんだ、って悲しくなった。直接言えればそれが一番いいんだろうけど、出来ないし。ストイック過ぎて前しか見てないときは、何を言っても聞かないってことも知ってるし。手も足も出せなければ、いよいよ口も出せなくなってしまった。いや、元々出せてないけど。何も言えないことに拍車がかかった状況に、ただ辛くなっただけだった。

そんなグラグラの精神の中で迎えた22歳の誕生日は、彼がいかに周りに愛されてるかがわかるほど幸せいっぱいで。すっごくすっごく嬉しいし、全力の愛を捧げたい1日だったけど、どこか空虚な気持ちが拭えなかった。めでたいはずの日なのにね、心からお祝い出来てなかったのかもしれないね。ごめんね。負の感情がむくむくと膨らむばかりで、これじゃ周りに迷惑かかっちゃうから、このことは一旦置いておこうって、気持ちに鍵をかけた。考えすぎるのも良くない、と少しだけ距離をとった。まだ好きでいたいから。こんな気持ちでいるのは自分だけでいいから。

一週間後、舞台決定のメールが届いた。仕事の休憩中に知って、立ちくらみがした。チケも休みもとれるかな〜、っていつもの不安を感じつつも嬉しいのは嬉しくて。現場が常にあることは大変だけど、ありがたいことだとTL眺めながらいつ行こうかな〜ってぼんやり考えていた中で流れてきた会見の様子のレポ。

「1ヶ月半でマイナス15キロ。激痩せの理由は自分への誕生日プレゼント」
「きれいな自分が欲しかった」

あーついに喉元切りかかってきたな、って思った。
仕事じゃないの?ご褒美?誕生日プレゼント?あんなに追い詰められてたのに?ブログにかいちゃうほどなのに?全部自分のため?そもそもきれいな自分って何?今までの自分はきれいじゃなかったの?じゃあ今までの君を見て好きになった私は何なの?

私が彼を好きになってからを全否定された気分だった。カッコイイ、可愛い、綺麗だと思っていたことも、彼は納得してなかったのかもしれない。私の勝手な理想を押し付けていただけなのかもしれない。だって痩せて欲しいなんて一回も思ったことない。頬っぺただって、彼が気にしてることは知ってたけど、それすらも好きだったから。
でもコンプレックスは人それぞれで、その人自身にしか程度が分からないものだから、本人じゃない限りは何も言えない。そしてそれは自然と受け入れるものだと思ってたからさ。でも彼は違ったんだよね、自分のために治そうと思ったんだよね。納得できる自分になりたかったんだよね。で、結果手に入れることが出来たんだよね。悪かったところも全部治ったって言ってたね。

凄いね。
頑張ったね。
かっこいいね。
良かったね。
えらいね。

なにひとつ素直に言えなかった。
以前の私ならきっと一言、二言目には出ていたであろう言葉が、ひっかかってしまって、かけらすら出てこなかった。

ぐるぐると負の感情ばかりが頭を支配していく中で、明け方に見たWSはなかなかキツイものがあった。ハッキリ言って、怖かった。痩せたからか喋り方も立ち振る舞いも何もかも変わってしまったように見えた。彼のビジュアル以外の内容が何にも頭に入ってこなかった。思ってた以上にダメージが強く、泣き疲れて眠りについた。ほんとばかみたい。痩せただけなのに。インターホンの音で目が覚めた。ソロコンのチケットが届いた。嬉しいはずなのに、素直に喜べなかった。


私はどちらかというと彼を全肯定するタイプのオタクだと思っている。というかそうしてきたと思う。ん?と思うことでも、最終的には「君が決めたことならなんでもいいよ♡」っていう所謂盲目ってやつ。好きすぎて周りが見えなくて「否定する」ということをしたくなかったんだと思う。幸せと優しさで彼が包まれていればそれで良い。そんな考えだった。
でもどうやら違ったようで、ここにきて気付いてしまった。だけど決してやることなすことを否定したり反論したいわけではなくて、ちゃんと向き合いたいんだなって。きっと、自分の都合の悪いことに目をそらしていただけだったから。
これまではどんなことも一旦受け入れて待つっていうことが基本スタンスで、そこはオタクになってから変わってはいない。私ひとりがどうこうわめいたところで、決まったものは決まったものだからどうしようもないし(決まる前なら行動することでもしかしたら変わることもあるかもしれないけれど)無駄なエネルギーを使うだけだし。
私が口出しすることで、周りの人を不快にさせてしまうかもしれない、と思うと自然とマイナスなことを口にするのはしないようになった。どうしても思うことがあれば、直接人と話してスッキリするか、目につかないところに吐き出すようにしてた。
じゃあ今回もそうすればいいじゃないか。そりゃわたしだって出来ることならそうしたい。今までなら出来ていたことだもの。でも、したくても出来ないんだ。それほど彼の発言は私にとっては大打撃だった。かっこいい、可愛い、って前のように言えなくなってしまった。君が痩せたいと思ってダイエットを見事成し遂げた理由が「誕生日にきれいな自分がほしかった」だけなら、余計にもう言えない。好みの問題もあるのかもしれないけれど、今の姿を素直にかっこいいと思えないから。そして思えない自分にも減滅してるし、腹がたつから。
ビジュアルは否が応でも慣れるだろうって思ってはいる。時間は要すると思うけど。だってこれから君のその姿と向き合っていかなきゃいけないわけで。そのまま維持していくのかどうかも君次第だから、こちらがどうにかするしか手がない。でも受けたショックは消えないんだろうなって思う。実は新しいお仕事の為でしたー、って後から発表されたとしても、きっと消えない。なんだよ!早く言えよー!!ってなったとしても、この気持ちは、消えることはない。
だけどね、それも大事にしないとって思った。わたしはいつも君から初めてをたくさんもらってきた。それはほとんどが愛情や幸せ、感動といったプラスのもので、好きだなー幸せだなーって大の字になってばかりだった。だからこそ、今回のショックがとても大きいんだと思う。惜しみない愛をくれていた人からいきなり突き放された感覚で。普段辛くなったときに元気をもらっていた対象から凹まされるのって相当よ。立ち直り方が分からなくなって、一気に迷子になる。でもそれだけ彼に勝手に依存していたんだなって反省もしている。私の思い通りの存在ではなくて、彼も私も世界は違えどリアルタイムで生きているっていうごくごく当たり前のことを改めて思い知らされた。

大多数の人が私がこんな風になっている理由を「彼が激痩せして心配しているから」だと思っているかもしれない。全くもって違う。全然心配していないと言えばウソになってしまうけれど、そのへんはもうある程度通り越したし、妙な信頼感がある。特に心配はしていない。
あえていうなら「私が好きだったこれまでの彼を彼自身が否定するような発言にショックを受け、何も言えなくなってしまった状況がしぬほど辛い」かな。
もうそろそろお気付きでしょうが、完全に受け取る側、こちらサイドのメンタルの問題。じゃあどうしたら良かったんだと言われれば、最初からそんなこと言わないで欲しかったとしか言えない。でもまだ近況を教えてくれただけマシなのか、とか違う方向で前向きに捉えることしか出来ない。最善策なんて思いつかない。
分かってるんですよ、彼が悪くないことぐらい。でも怖いんです。また否定されてしまったら、と思うと、見てきたもの、信じてきたものがガラガラと音を立てて崩れていきそうで。でも戦わなきゃ。今以上ボロボロになったとしても、喧嘩していかなきゃ、ずっとこのままだから。乗り越えなきゃ駄目なんだよ。まあいいか〜で済ませたくないの。だって彼のことが好きだから。この先何が起きるか分からないのに、こんなとこで足踏みしてる場合じゃないんだよ。何も動じない強い心が欲しい。これは私の修行不足だと思う。ほんっとクソ新規のクソガキだよ。2年間何してきたんだよ。ほんとまじで誰かぶん殴って喝入れてほしい。


でもね、ちょっとだけ嬉しい気持ちもある。初めて反抗してる自分がいることに安心もしてる。良かったここで終わりじゃなかった、まだ先にいけそうだって。